びやびゅびよ ひやひゅひょ びやびゅびよ みやみゆみよ りやり . ゆりよ 例しやかい ( 社会 ) しゆくじ ( 祝辞 ) かいじよ ( 解除 ) りやくが ( 略画 ) 〔注意〕拗音に用いる「や、ゆ、よ」は、なるべく小書きにする。 3 撥音 ん 例まなんで ( 学 ) みなさんしんねん ( 新年 ) しゅんぶん ( 春分 ) 4 促音 っ 例はしって ( 走 ) かっき ( 活気 ) がっこう ( 学校 ) せつけん ( 石鹸 ) 〔注意〕促音に用いる「つ」は、なるべく小書きにする。 5 長音 ア列の長音 ア列の仮名に「あ」を添える。 例おかあさんおばあさん 図イ列の長音 イ列の仮名に「い」を添える。 例にいさんおじいさん 3 ウ列の長音 ウ列の仮名に「う」を添える。 例おさむうございます ( 寒 ) くうき ( 空気 ) ふうふ ( 夫婦 ) うれしゅう存じますきゅうりぼくじゅう ( 墨汁 ) ちゅうもん ( 注文 ) ④工列の長音 工列の仮名に「え」を添える。 例ねえさんええ ( 応答の語 ) 6 オ列の長音 オ列の仮名に「う」を添える。 例おとうさんとうだい ( 灯台 ) わこうど ( 若人 ) おうむ かおう ( 買 ) あそぼう ( 遊 ) おはよう ( 早 ) おうぎ ( 扇 ) ほうる (*) とう ( 塔 ) よいでしよう はっぴょう ( 発表 ) きよう ( 今日 ) ちょうちょう (* 蝶々 ) 付国語表記の基準 第 2 特定の語については、表記の慣習を尊重して、次のように書く。 助詞の「を」は、「を」と書く。 例本を読む岩をも通す失礼をばいたしました いわんや : : : をやよせばよいものを やむをえない てにをは 2 助詞の「は」は、「は」と書く。 例今日は日曜です山では雪が降りました もしくは あるいはまたは AJ はい、え さてはついてはではさようなら いずれは 惜しむらくは恐らくは願わくは こんにちは こんばんは悪天候もものかは これはこれは 〔注意〕次のようなものは、この例にあたらないものとする。 いまわの際すわ一大事雨も降るわ風も吹くわ来るわ来るわ きれいだわ 3 助詞の「へ」は、「へ」と書く。 ・ : さんへ母への便り駅へは数分 例故郷へ帰る 4 動詞の「いう ( 言 ) 」は、「いう」と書く。 例ものをいう ( 言 ) いうまでもない昔々あったという どういうふうに人というものこういうわけ ら次のような語は、「ぢ」「・つ」を用いて書く。 同音の連呼によって生じた「ち」「づ」 例ちちみ ( 縮 ) ちちむちちれるちちこまる っ・つみ ( 鼓 ) つづらつづく ( 続 ) つづめる ( 《約 ) っ・つる 〔注意〕「いちじく」「いちじるしい」は、この例にあたらない。 図一一語の連合によって生じた「ち」「づ」 例はなち ( 鼻血 ) そえち ( 添乳 ) もらいちち いれちえ ( 入知恵 ) そこちから ( 底カ ) ひぢりめん ちゃのみちやわんまちか ( 間近 ) こちんまり ちかちか ( 近々 ) ちりちりみかづき ( 三日月 ) たけづっ ( 竹筒 ) たづな ( 手綱 ) ともづなにいづま ( 新妻 ) けづめひづめ ひげづらおこづかい ( 小遣 ) あいそづかしわしづかみ こころづくし ( 心尽 ) てづくり ( 手作 ) こ・つつみ ( 小包 ) ことづて
あいうえお かきくけこ 前書き さしすせそ たちってと 1 この仮名遣いは、語を現代語の音韻に従って書き表すことを原則とし、一方、表記 なにぬねの の慣習を尊重して一定の特例を設けるものである。 はひふへほ 2 この仮名遣いは、法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活におい て、現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころを示すものである。 まみむめも 3 この仮名遣いは、科学、技術、芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及 ゅ よ や ぼそうとするものではない。 らりるれろ 4 この仮名遣いは、主として現代文のうちロ語体のものに適用する。原文の仮名遣い を わ による必要のあるもの、固有名詞などでこれによりがたいものは除く。 5 この仮名遣いは、擬声・擬態的描写や嘆声、特殊な方言音、外来語・外来音などの例あさひ ( 朝日 ) きく ( 菊 ) さくら ( 桜 ) ついやす ( 費 ) にわ ( 庭 ) ふで ( 筆 ) もみじ ( 紅葉 ) ゆずる ( 譲 ) れきし ( 歴史 ) 書き表し方を対象とするものではない。 わかば ( 若葉 ) えきか ( 液化 ) せいがくか ( 声楽家 ) さんぽ ( 散歩 ) 6 この仮名遣いは、「ホオ・ホホ ( 頬 ) 」「テキカク・テッカク ( 的確 ) 」のような発音 にゆれのある語について、その発音をどちらかに決めようとするものではない。 7 この仮名遣いは、点字、ローマ字等を用いて国語を書き表す場合のきまりとは必ず 2 拗音 ぎやぎゅぎよ きやきゅきょ しも対応するものではない。 じやじゅじよ しやしゅしょ 8 歴史的仮名遣いは、明治以降、「現代かな・つかい」 ( 昭和一一十一年内閣告示第三十三 ちゃちゅちょ ちゃちゅちょ 号 ) の行われる以前には、社会一般の基準として行われていたものであり、今日にお にやにゆによ いても、歴史的仮名遣いで書かれた文献等を読む機会は多い。歴史的仮名遣いが、我 国語表記の基準 一現代仮名遣い ( 注 ) この「現代仮名遣い」は、昭和六十一年七月一日内閣告 示の全文で、一般の社会生活において現代の国語を書き表すため の仮名遣いのよりどころを示したものである。なお、昭和ニ十一 年内閣告示の現代かなづかいは廃止された。 「現代仮名遣い」の中で、特に注意を要する「ち」「じ」、「づ」 「ず」の書き分け、および、オ列の仮名に「お」を添えて書く語の 例を本辞典の表見返しにわかりやすく表示したので参照されたい。 1 原則に基づくきまりを第 1 に示し、表記の慣習による特例を第 2 に示した。 2 例は、おおむね平仮名書きとし、適宜、括弧内に漢字を示した。常用漢字表に掲げ られていない漢字及び音訓には、それそれ * 印及び△印をつけた。 第 1 語を書き表すのに、現代語の音韻に従って、次の仮名を用いる。 ただし、傍線を施した仮名は、第 2 に示す場合にだけ用いるものである。 直音 凡例 が国の歴史や文化に深いかかわりをもつものとして、尊重されるべきことは言うまで もない。また、この仮名遣いにも歴史的仮名遣いを受け継いでいるところがあり、こ の仮名遣いの理解を深める上で、歴史的仮名遣いを知ることは有用である。付表に おいて、この仮名遣いと歴史的仮名遣いとの対照を示すのはそのためである。 本文 ばばだざが びびぢじぎ ぶぶづずぐ べべでぜげ ぼぽどぞご
付録目次 ①国語表記の基準・ 曰現代仮名遣い Ü送り仮名の付け方・ 曰くぎり符号の用い方・ 四くり返し符号の用い方・ ◇外来語の表記について・ ◇ローマ字のつづり方 : ②人名用漢字一覧 : ③敬語の使い方・ ④国文法要覧 曰品詞分類表・ Ü動詞活用表・ 曰形容詞活用表・ : 一三三四 : 一三四〇 : 一三四〇 形容動詞活用表・ : 一三四一 国助動詞活用表 : 一三四三 因助詞一覧表 : 一三四六 季語集・ ・一三五〇 ⑥手紙の書き方 : 一三五四 ⑦世界文化史年表 ⑧数量呼称一覧・ ⑨度量衡表・ 方位・時刻表、干支順位表 : : : 一三六九 : 一三七〇 故事・ことわざ索引 ⑩ことばの使い分け索引・ : 一三七四 日歌・俳句索引 ⑩早引き漢字・難読語一覧